ロンドン多発テロ

一日、平凡に過ごしている間にロンドンではとんでもないことが起こっていたらしい。

英ロンドン中心部の地下鉄構内3か所とバス1台で7日朝(日本時間夕)、ほぼ同時に爆発が起きた。

 警察当局は2人の死亡が確認されたとしているが、英スカイニューステレビは少なくとも45人が死亡、1000人が負傷したと伝えた。

 トニー・ブレア英首相は主要国首脳会議(サミット)が開催中の英北部グレンイーグルズで緊急記者会見し、「ロンドンで連続テロ攻撃があったのは明白」と述べ、サミットにタイミングを合わせた同時爆破テロと断定した。

 2001年9月の米同時テロ事件以来、ブッシュ米政権と共同歩調を取りテロとの戦いに取り組む英国は以前から国際テロ組織アル・カーイダなどのテロの標的になっていた。
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050707it12.htm

自分の身近なところで起こったらと思うと、思考停止してしまうのである。尼崎の列車事故でも想うことなんだけど、命はなんとあっけなく失われてしまうものなのか。ちょっとした事で生死が分かれてしまうんだよね。

敢えてテロを仕掛ける必然性はどこにもなかったはずだ。何者がテロを行ったのか分からないけれども、アル・カーイダやアラブ系の組織が行ったとするならば、なんと空気の読めない連中だろうと思う。アメリカでもイギリスでも厭戦気分が蔓延して来つつあり、もうしばらく待てば撤退の機運も高まったと思うんだよね。

そんな空気にもかかわらず、テロが起こってしまった。穏健派の勢力は弱まり、強硬派の勢力が強まるだろう。恐らく、テロに対する刃がイスラム社会に向けられる事になるのだろう。

悲劇は悲劇を招くものなんだよね。