2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

JASRACの小さな変化

二ヶ月前の話。普通の人の目に止まるほどではない*1が、私にはちょっとした衝撃だったニュース。 【理事長】 加藤 衛 プレスリリース - 日本音楽著作権協会(JASRAC) あれ、加藤理事が理事長? 加藤理事は確かJASRAC生え抜きの人材だったように思うけど、そ…

文化庁は霞ヶ関の中で孤立しているのか

池田信夫氏が以下の様に仰っている様なのだが、本当に孤立しているのかな。 当時経済産業研究所にいた私は、霞ヶ関の中で文化庁は孤立していると感じた。当初、経済産業省は産業を振興し貿易を奨励する立場にいたから、レコード輸入権について「ダメ」といっ…

ダウンロード違法化とフェアユース

ダウンロード違法化に関しては静観していた。違法サイトからダウンロードしたコンテンツを私的複製の範囲から外したところで実効性があるわけもないので、そんな事に労力を使う必要もないだろう。また、違法化することで懸念するべき点が広がるという事も分…

フッキの復帰

フッキに関してあれこれ書こうかと考えていたが、星になったフッキ - みどりのろうごくblogとかその後の話その2 : Verdy Things Blogと同じ事になってしまうのでやめた。 そう言うわけにも行かないので、ちょっとだけ。まず、フッキが復帰したことによ…

初音ミク問題を簡単に考えてみる

個人的には、そんなに騒ぐほどの問題だとも思わないんだけど、ネット上では騒がれている。騒ぎを眺めていると、難しく考えているように思う。やれJASRACがニコニコ動画に目を付けたとか、ボーカロイドに目を付けたとか。単純に考えれば済む問題なのに。つま…

JASRAC管理になったみっくみくを自分なりに考えてみる

JASRACの方のデータとこのコメントどっちもわかりづらいんだけど、詞と曲に関しては「無信託」という扱いになっているんで、ドワンゴ・ミュージックパブリッシングが扱っている(カラオケで配信した? それとも着うた?)バージョンについてのみJASRACの管理にな…

角川社長の考えていること

昨日に引き続き、閲覧権の話。昨日とは別のアプローチで。「YouTubeは世界共通語」――角川会長の考える“次の著作権” (1/2) - ITmedia NEWSを読んでいると、都合の良いことばかり言っているなと思う。 ぶくまコメントに書いたとおり、「"角川会長の考える“次の…

閲覧権という言葉の重み

角川氏は、2つのリスクを解消し、2つの誤認を取り除くための方策として、国益の視点から著作権法を見直し、新たに“閲覧権”という権利を創設すべきと主張する。例えば、映画の収益では、劇場公開による「一次利用」、DVDパッケージの販売やレンタルによる「二…

情を知って

おいらの著作物が、ネット上に勝手にアップロードされてます! : ひろゆき@オープンSNS「情を知って」とあるけども、違法サイトからダウンロードしただけでは、違法になり得るかなり得ないか、判断できないのではないかと思うわけだが。少なくとも、以下の…