フッキの復帰


フッキに関してあれこれ書こうかと考えていたが、星になったフッキ - みどりのろうごくblogとかその後の話その2 : Verdy Things Blogと同じ事になってしまうのでやめた。


そう言うわけにも行かないので、ちょっとだけ。まず、フッキが復帰したことによる影響ですが、これは些細なことだと思います。些細な影響だというのは、つまり、フッキが残ったからJ1に残留できるものではないし、フッキがいなくなったとからといってJ2に降格するわけでもありません。フッキがいないのであれば、フッキがいない事を前提にしたチームを作り上げていけばいいわけです。フッキがいるかいないかより、どのようなチームを作り上げるのか、そっちの方がよほど重要です。

最近の若い人は知らないかも知れませんが、ワシントンを擁したにも関わらずJ2へ降格したチームがかつて存在したのです。我々はそのチームの轍を踏まないように心がけねばなりません。


フッキに関してですが、誰がどうみてもすごい選手です。本当に。いい外国人選手というのは何人も存在したでしょうが、忘れられない外国人選手となると非常に少ないと思います。東京ヴェルディ1969でのフッキは、人々の記憶に伝説となって残るでしょう。それだけの働きをしたと思います。匹敵できるのはエジムンドくらいなものでしょうか。

ただ、あまりにすごすぎて、ヴェルディでは飼い慣らせなかったかなと言う印象があります。つまり、他の選手に比べて桁が違っていたので、チームがフッキに引きずられてしまった印象を受けます。本当にやりたいサッカーは別にあるのに、フッキに影響されてしまい思い通りの事ができなかったと思います。


戦術フッキと、よく他チームのサポーターの方々から揶揄されるのですが、何もこれはフッキに攻撃を任せたという訳ではなく、フッキに思い通りにプレーをさせるために、他の10人のプレーヤーがフッキにあわせるプレーを行ったと言うことです。フッキ中心のチームではなく、フッキを中心にするために他の選手が心を傾けたチームだと思います。単なる言葉遊びかも知れませんが。

フッキとディエゴの二者択一なら、私はディエゴを選ぶと思います。ディエゴは、選手の魅力としてはフッキに遠く及ばないのですが、ディエゴが中心になるようであれば、ヴェルディに期待を抱くことが出来るように思います。