利用者団体がないのは何故だろう

itMediaの小寺さんのブログ。

なぜならば分科会の場には、消費者の代表は一人もおらず、権利者と有識者だけで審議されるからである。権利者側が補償金廃止に向かう方向に進むとは思えず、この場の有識者がどれだけ消費者の意向を汲むか、というところがポイントになることは想像に難くない。
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著作権に関する消費者団体(つまり、利用者団体の事)が存在しないので、分科会の場に消費者の代表が参加していないのは当然至極だと思います。仮に、利用者代表を参加させることになった場合、誰が利用者を代表して発言するのか、ごたごたするのは目に見えています。

私も数年前から著作権問題に関心を持っているわけですが、日本の利用者というのはあまり主張しませんね。反対運動は得意のようですが、自らの権利を表立って主張する事は不得手なように思います。しかし、反対運動もそろそろ限界に来ているように思うのです。

利用者で団体を作り、意見を集約し、権利者やメーカーと交渉をする時期に来ているのではないでしょうか。