19話 

#19 裏切りものは誰だ
TRAITOR

舞台はオーストラリア、コアラ基地。モーリンとジョンソンがスペクトラムの新兵器・ホーバークラフトのテストを兼ねてパトロールを行っていた。と、突然ホーバークラフトが操縦不能になり、岩石に激突してしまう。


スペクトラム基地に、ミステロンが予告してくる。裏切りもののせいでスペクトラムが内部分裂するというもの。ミステロンの陰謀だと発言したものの、内心不安なホワイト大佐はキャプテン・スカーレットとブルー大尉にコアラ基地内での調査を命令する。


コアラ基地内ではホーバークラフトの事故が一週間で三回も起こっており、生き残ったのはジョンソンとモーリンだけ。コアラ基地司令官のストーン少佐は基地内で破壊活動が行われていると考え、ホーバークラフトを操縦していたモーリンに疑いを抱き、ジョンソンにモーリンの調査を命じる。しかしドアの外でモーリンが盗み聴きしていたことには気が付かなかった。


講義との名目でコアラ基地に赴くスカーレットとブルー大尉。講義終了後、モーリンがスカーレットに対し、1話のロンドン展望塔事件について、しつこく質問を行った。


自室へ戻ったモーリンはジョンソンに対し、スカーレットが破壊活動の主ではないかと意見を述べる。ジョンソンは相手にせず、モーリンに寝るようにとすすめる。


就寝中のモーリンは突然息苦しさを訴え、外に出た。同じころ、スカーレットとブルー大尉に与えられてた部屋が突然炎上する。何者かが放火したのだ。


ストーン少佐は徹底調査を命じ、同時にホーバークラフトによるパトロールを再開する。スカーレットとブルー大尉もホーバークラフトによるパトロールに同乗することを希望する。


出動間近、モーリンはキャプテンスカーレットを疑い、ブルー大尉はストーン少佐を疑っている。そして、ジョンソンはモーリンを疑っている。


トロールに出動するスカーレット一行。パトロールは無事に終了するも、帰途で操縦不能になる。スカーレットにピストルを突き付けるモーリン、モーリンが裏切りものだと主張するジョンソン。「おい待て、犯人は俺かもしれないぞ」と諭すブルー大尉。沈黙を守るスカーレット。ブルー大尉がピストルを奪い、スカーレットは全員に脱出するよう命じる。ブルー大尉が二人を連れて脱出し、スカーレットは記録ボックスを持ち出すために後に残る。


記録装置の調査によって裏切りものが判明する。裏切りものはオイル系統のバルブだったのだ。ミステロンはバルブに細工をしたのだ。


・コアラ基地w 最初、聴き間違えたかとおもった
・新兵器なのにホーバークラフト八号
・内部分裂を親切に知らせてくれるミステロン
・コアラ基地に裏切りものがいると推理するホワイト大佐。的確すぎる。
支部の司令官の階級は少佐。
・事故原因が不明なのに運用が再開されるホーバークラフト
・不死身のスカーレットにピストルを突き付けるモーリン
・回想シーンが長すぎる
・モーリンを疑うストーン少佐、スカーレットを疑うモーリン、ストーン少佐を疑うブルー大尉。ミステロンの策略大成功。
・で、犯人はバルブ。おそるべしミステロン。しかし、こんな力があるのなら小さなホーバークラフトを狙わず、スペクトラム本部を直接攻撃すればいいのに。