都民は石原知事の責任を問うべきではない


都民が新銀行東京をいかに評価したかは、都知事選の結果が物語っているではないか。

新銀行東京は破綻させ、預金者を保護するためだけに都の資金を拠出すべきである。そして当然、独断でここまで事業を拡大した石原知事の責任も問うべきだ。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/0fb132c136b1875810e497885e4f59e2

石原知事に対し、新銀行東京の責任を問う機会はあったのだ。そう、言わずと知れた都知事選。あの時、石原知事が落選していれば、新銀行東京に対して市民は評価しなかったし、石原知事に対する責任を問う事ができたのだ。しかし、結果は石原知事の圧勝。都民の総意*1として、新銀行東京を高く評価された、もしくは、石原知事のプラス面に比べれば、新銀行東京程度のマイナスは些細な問題だと評価された。それだけである。石原慎太郎氏が知事として三選を果たした以上、新銀行東京の責任追求問題は終わったことなのだ。

いかに新銀行東京の赤字が増大し、都政に負担を掛けようとも、石原知事の責任は問うべきではない。少なくとも、東京都民は責任を問うべきでないし、東京都民には石原知事の責任を問う資格はない。それが知事選挙というものであり、それが民主主義ではないかと思う。

*1:ちなみに私は浅野氏に票を入れた