中山先生そんな事を仰っていたのか

彼は「著作権法は強行法規じゃないのだから、法改正しなくても契約ベースで解決できる」という議論は「理論的には成り立つ」としながら、「ハリウッドのように脚本家の組合が脚本料をめぐって映画会社と団体交渉するようなシステムは日本にはないので、契約ベースで問題を解決するのは百年河清を待つに等しい」という。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/24b26ff8b0bf0a32a76d4bbbf68f7cb7

細かいニュアンスを知りたいところ。例えば、作曲家の組合が著作権使用料をめぐって音楽会社と団体交渉するようなシステムは日本にはないと言われたら、あるような気もするし。

例えば、このような例もあるようだし

「アメリカのWGAが“労働組合”である一方、日本の脚本家連盟は“協同組合”なので、『中小企業と協同組合法』に基づいて民法連やNHKと交渉し、脚本料の最低基準を決めます。局と、連盟に所属する作家はこれを守らなければいけない。
Variety Japan

声優さんの組合が放送局に対してストライキを起こして、声の二次使用料を勝ち取ったという話もあるわけだし。


「契約ベースで問題を解決するのは百年河清を待つに等しい」*1と言う事は少々言い過ぎなのかなと思ったりする。やっているところはきちんとやっている訳だしね。

*1:岡本薫氏に対する意識が働いているような気がするのは穿ちすぎか