シン・シティ

面白かった。ストーリーと言うよりは、テンポと俳優さんの魅力が光ってた映画ですね。とにかくテンポがよく、あれよあれよという間にシーンが変わっているので飽きません。反面、食い足りないと言う欠点はありますが。

ストーリーに関しては、この映画は3つのエピソードから構成されていたんですが、その3つがぶつ切れになっていたところが不満ですね。個々のエピソード自体は良かったんですけど、この3つを一本に纏めていた理由がよく分からない。「シン・シティ」という犯罪と硝煙にまみれた都市があって、その中でのアウトロー達の生き死にを描きたかったんでしょうが、それにしては「シン・シティ」の描写が少なかったと思います。

俳優さんはみんな良かったけど、特に良かったのはナンシーとミホ。ナンシーはかわいくて、いい身体していて言うことなしでしたね。それだけに、老刑事とセックスしなかったのは歯がゆいばかり。初老と少女の恋というのは好きなモチーフだけに、ちょっと惜しかったかな。結末は綺麗だと思いましたけど。ナンシー役のジェシカ・アルバは有名な人なのかな、良い女優さんですね。ファンになりそう。

ミホは、殺人マシーンの美女というだけでいいですね。表情一つ買えずに刀で人を倒すシーンにしびれました。卍型の手裏剣には笑ってしまいましたが。

ケビンも存在感ありました。狂気を感じさせるメガネくんだけど、人間離れしていた敏捷性を見せており、そのギャップが何とも言えませんね。