結構怒っている人が多いんだな
同関係者からは「極端な話だが、PCを通じた音楽のコピーをできないようにすれば(iPod課金に関する問題は)解決する」といった発言もなされた。
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000047674,20088050,00.htm:
cnetで紹介されていたJASRAC関係者の発言だけど、意見としてはもっともな意見だと思いますよ。実際にiPod課金が解決するのは間違いない訳ですしね。
iPod課金はざっと観て以下の4つに場合分けされるわけです。
視聴者から見て、○は受け入れる、×は受け入れないと考えてください。また、DRMと言うのはCDのDRM、つまり、CCCDのようなものを想定しています。
1.iPod課金○、DRM○
2.iPod課金○、DRM×
3.iPod課金×、DRM○
4.iPod課金×、DRM×
JASRACが望んでいるのは1でしょうし、一般ユーザーが望んでいるのは4でしょうね。1と4の間で綱引きが行われるわけですので、実際は2か3と言う所になります。つまり、iPod課金を受け入れる代わりにiPodへの転送を取るか、iPodへの課金を受け入れない代わりにiPodへの転送をあきらめるかと言うことになりますね。このほかにも補償金制度を現状維持にしてiPod課金を凍結するとか、制度自体を廃止するとか考えられますが。
さて、こう考えるとこの案は暴論に見えて、実はJASRAC側の譲歩、妥協案とも思えないこともないですね。PCからiPodへの転送を許可しない代わりに、JASRACはiPodからの課金をあきらめるわけですので。iPodは音楽機器ではないと主張する補償金廃止派の方々とも合致する考えだと思いますが、いかがでしょうか。
以上は極論ですけどね。一般CDからの転送はともかく、DRMの掛かったiTMSの曲をコピーさせないというのは私が困る。本当は一般CDからのコピー禁止も困るけど、補償金廃止と言うのならやむを得ないかとも思う。コピーしている事には代わりがないですし。
実際の所、JASRACは本気で言っているわけでもなく、「こういう考え方もありますよ」程度の話だと思うんですけどね。あまり真剣に怒らない方が吉かと。