説明責任

ヴェルディの田中取締役は、ブログでこんな事を書いていらっしゃいます。

何かを変えていかなければ短時間での画期的な回復はありえない。
そのために何をするか?それがクラブに課せられたミッションです。
チーム編成|栄光への道

これには同感です。しかし、その結果がこれですか。

サッカーのJ2に降格が決まった東京V萩原敏雄会長は14日、退団が決まっているバドン監督の後任について、ヴェルディの中心選手として黄金時代を築いた現柏コーチのラモス瑠偉氏(48)に監督就任を要請することを明らかにした。
http://www.yomiuri.co.jp/sports/soccer/news/20051215i501.htm


実績もない方を監督に就任させ「短時間での画期的な回復」を狙うというのは理解に苦しみます。ラモス氏がどのようなサッカーをするのか分かりませんが、クラブ側はラモス氏に何を期待しているのでしょうか。ヴェルディはどこへ向かおうとし、そのために必要なのがラモス氏のどの要素なのか。ラモス氏の経験不足を補うために、どのような手を打つのか。クラブは、それを明確に説明しなければならないと思います。

ラモス監督では、クラブの改革の結果ではなく、派閥争いの結果としか思えません。つまり、李さんの桐蔭学園一派と、ヨミウリOB一派が内部対立していた。今回、桐蔭学園派の唐井さんがGMから退いたため、ヨミウリOBの勢力が増していた。その結果として、ヨミウリOB人脈のラモス監督が就任したと。

ただ、ラモス監督には納得はできませんが、クラブの考えている方向が正しいかどうかは誰にも分からないとは思います。私の懸念が杞憂であるかどうかは、来年の結果が物語るでしょうね。結果次第では、私が間違っていたと認めることになると思います。それを望みたいものですが、はてさてどうなるでしょうか。