日本を滅ぼす教育論議

ありゃ、こんな本だしていたのか。タイトルには煽りが感じられるな。この辺りは出版社の意図があるのだろうけど、岡本さんの作戦っぽいような気もする。ただ、このタイトルで、講談社現代新書から出版されると言うことは、まず売れるだろう。

内容自体は、教育論議を「かみ合わせる」ための35のカギと同じなんだろうけど、一般向けの新書で出されるというのはいいことだな。岡本さんは著作権議論ばかりでなく、教育論も無闇に面白いんだけど、この方面での一般書はなかったからね。

ただし、眉につばを付けて話半分くらいで聞いた方がいいというのはあるかと。説得力はあるんだけど、具体的なソースは出していないような気がするんだよなあ。注意しないと、岡本ワールドに取り込まれかねませんと、言っておく。