津田氏が私的録音録画小委員会に参加した件について

音楽配信メモ 私的録音録画小委員会参加についていろいろ


津田氏が私的録音録画小委員会に参加された件に関して、ネット上では概ね批判されている様子はないようだ。それだけ、津田氏が消費者や音楽ファンに信頼を置かれていると言う事を意味しているんだろう。

しかし。私は、この件は批判されてしかるべきだろうと思うのである。数多いるであろう音楽消費者、音楽ファンの中で、なぜ津田氏が選ばれたのであろうか。どのような経緯で津田氏が参加されたのか知らないんだが、文化庁の役人がネットを探してみて「音楽配信に詳しい消費者がいるようだぞ」とかそんな感じで決まったのだろうか。それとも、誰かの推薦があったのだろうか。どちらにせよ、選出プロセスがいい加減すぎると思う。

こんな事を書くと、津田氏に不満があると勘違いされるかも知れないが、決して津田氏に文句があるわけではないので誤解なきよう。文化庁の人選の仕方に不満があるのである。本来なら、消費者側が人選するべき事だと思う。

理想を言えば、音楽ユーザー、音楽ファンが集まり、それぞれの立場によって団体を作り、その団体の代表者が小委員会に参加するべきだと思う。官僚のトップダウンで人選するのではなく、消費者、ファンのボトムアップによって人選するべき事だと思うのである。

ま、音楽ファンの利害を代表する団体が存在しない以上は、トップダウンで人選するほかはないんだけどね。「批判されてしかるべき」だと前述したが、現状では批判しようにも批判できない状況にある。なんとも情けない状況ではないか。