[W-ZERO3]携帯電話はWeb2.0の夢を見るか

携帯電話でPCのサービスを行えることは、果たしてメリットなのかという事を考えてみよう。私自身は、メリットはあるのかなと言う考え方。PCはPC、携帯は携帯でいいのではないかという立場。


つまり、携帯のインターフェースがダイアルキーであり、ダイアルキーである以上、文字の入力にはある程度の制限がある。CPUも非力であるし、Web2.0の利益を享受できるのかは疑問なのである。


アメリカではSIDEKICK3という端末があり、キーボード付きの端末でインスタントメッセージサービス(以下IM)を楽しんでいるという報告もあるが、日本でのIMの普及率はどのようなものであろう。登録しなければ参加できないIMよりも携帯メールの方が手軽で相手を選ばないので便利だと思う。開かれたサービスにこだわることはない。仮に、IMがある程度以上普及したら、携帯電話に取り込んでしまえばいいわけであるし。


技術の進歩から目を背けるようでなんだが、携帯は広い生態圏で戦う必要はないと思う。利便性が何よりも求められる以上、できるだけ閉じたサービスに引きこもり、独自の、袋小路的な進歩にこだわる方法もあるんじゃなかろうか*1

*1:そういいながら、わたしはこのエントリーをZERO3で書いているのだが