ベガルタ仙台 2対2 東京ヴェルディ1969

前半、基本的に仙台のやりたいようにやらせてしまった。仙台は戦術も組織もきちんと整備されていて見事なチームだと思った。

対してうちは、戦術云々の前に、仙台のスピードと運動量に対抗できる選手が少ないんじゃないかと思う。しかし、このあたりはペース配分の問題かも知れない。仙台は前半と後半で明らかに違っていたが、ヴェルディは前半も後半もペースに違いはなかったと思う。

後半のできを見る限り、2失点目がなければ十分に勝てたのだろうが、あれが痛かったな。もっとも、2失点を喫した時点で負け試合だと思うので、追いついたことは大評価。


ポイント

1.あまり言及されてない1得点目

あちこちのブログ見てもほとんど言及されていないんだけど、1得点目は重要じゃなかろうか。フッキ抜きに点を決めたこともさることながら、右サイドのクロス→左サイドのクロス→ゼ・ルイスの頭と、形だけみれば完全に相手を崩しての一点。個人技に頼っていない得点という事はもっと注目していいと思う。


2.フッキは凄い

しかし、なんだかんだ言ってもフッキは凄い。しかし、フッキが96得点決められるはずもないので、ヴェルディはフッキを別の形で活かすことを考えるべきだろう。最大の脅威であるフッキをおとりに使い、別な選手が点を決める。仙台戦でも船越決めておけよと言うシーンが多かったし。

思うにヴェルディがフッキを獲得した事によるメリットは、フッキによる得点もさることながら、フッキ対策に頭を悩ませる必要がないという事も大きいのではないだろうか。つくづく味方で良かった。


3.セレッソ戦は苦戦しそう

いや、ヴェルディが組織と戦術が浸透しているチームであれば、心配することはないんだけどね。セレッソを上回るほどの組織が形作れているかというと、そう言う節もないわけで。

セレッソは今は調子は良くないだろうけど、ヴェルディ戦には目の色を変えてくるだろうし、個人の質も高いだろうし。ヴェルディの精神状態とチーム力を測定するにはいい相手ではあります。