給付金に対する国民の意識
麻生内閣でもっかのところ盛んに議論されているのが給付金。マスコミはこぞって批判しているし、国民も批判ないしは違和感を覚えているようだ。
私とは言えば、マスコミないし国民の批判に対して違和感を覚える。反対論は建前を述べているのであって、本音ではみんなお金欲しいんでしょ、素直になりなさいよ、と思うわけである。
なぜこんなことを言うのかと言うと、どうも反対論がパッとしないように、主観的に思うからである。マスコミの批判もどうも口先だけで、本気で批判しているところは少ないんじゃないかな、とも思う。例えば、住民に調査を行っているマスコミがあった。結果を一言で言えば「政策には反対するが、給付金は辞退しない」と言うものであった。何それ。
今回の給付金、辞退することは自由であるわけだから、政策に反対なら辞退すればいいし、給付金を受け取っておいて、政策に反対すると言っても説得力がまるでない。給付金を受け取ったか受け取らないかで、給付金制度、バラマキ*1政策に賛成か反対かが問われるわけであると思う。
今回の騒動で、麻生さんはさすがに凄い人と思った。麻生さんに限った話ではなく、これが自民党政治でもあり、小沢さんもおなじなのだろうが、「お金が欲しい」と言う人間の自然な欲望がある限り、人間の欲望に訴えかける政治が有効だと言う事なんだろう。
「俺はそんなに安っぽい人間ではない」と主張する人*2は、是非とも辞退して欲しい。そして、そのような人間がどれだけいるのか、辞退率と言う数字で見せて欲しいと思うわけである。