みつどもえ 7


アニメ化で興味持って,原作に手を出してみました.漫画喫茶で全巻読みましたが,とりあえず7巻から購入してみることにした次第です.


・扉絵
作者の宮なんとかさんに対する愛情をひしひしと感じるイラストに仕上がっていると思います.宮なんとかさんの魅力を十二分に表現しています.イラストの背景は宮部・宮平・宮内・宮野・宮崎・宮里・宮坂・宮武・宮ヶ原・宮津・宮宗・宮林・宮北・宮島・宮代と言う文字がならんでおりますが,宮下*1はありません.このあたりにも作者の宮なんとかさんに対する愛情を感じます.


・聖夜の合コン
作者の方はカラーページになると女の子キャラの太ももを強調して描くようですね.今回は吉岡さん.みつどもえワールドの合コンは「ケーキをよこす」とか「帰宅」とか,平和な世界だなあと思いました.


・118卵性 アズサGK5
三女さんがガチピンクの握手会に参加するというお話.テレビやみつばの前ではうまく挨拶できなかったのに,矢部先生の前では普通に言えると言うのがポイントでしょうか.本心をさらけ出せる相手だと言う事ですね.絵的な見所としては,矢部先生の手を放さないように握るひとはの健気さと,ガチピンクの太ももという事になると思います.


・121卵性 謎部隊のアレ
「佐藤が好きでしょうがない隊」の活動を描いた話です.佐藤くんの空気が主食,佐藤くんのぬくもりが副食,佐藤くんの顔面キックがデザート*2という変態きわまりない隊ですが,隊長であるおがちんのフェアさに心打たれました.恋のライバルであろうとも「ライバルと切磋琢磨し合いながら愛を磨く」という理由でライバルを受け入れると言うのは,やはり隊長であるにふさわしい器の持ち主だと思います.それに引き替え,伊藤詩織は黒いです.「仲間になるフリしてフクロ」というのは,おそらく彼女の本心なのでしょう.それはそれとして,加藤さんは一見まともに見えますが,変態集団に入るにふさわしい程度には変態のようです.



・122卵性 1/3の純情なロマンチカ
恋の話となるとスイッチが入る吉岡さんと,吉岡さんを客観的に観ることができる宮下さんは,良いコンビだと思いました.


・127卵性 だまりスケッチ
海江田先生は宮下さんにならぶ私のお気に入りキャラなので,あえて紹介することにしました.三十路手前と言えども海江田先生は非常に魅力的なのであせる必要はないと思うのですが,漫画的にはそうした方が面白いのでしょうね.ルックスと年齢に反して,子どもっぽい精神を持っているようであり,その辺りのギャップが非常に好ましいです.


・129卵性 むぐぅ
みっちゃんは海江田先生に並ぶ(ry.鯛焼きを食べられてしまったひとはがみっちゃんに虫歯になる呪いをかけたものの,虫歯にかかってしまったのはひとはだったという話です.虫歯の痛みで不機嫌だったひとはを見て,自らの行為を反省し鯛焼きを買ってくるみつば.鯛焼きを買ってきたみつばを見て,虫歯の治療に対する励ましと受け取り治療に立ち向かう決意を示すひとは.そして,それをぶち壊しにするオチ.すべてが良かったです.勘違いが生むいい話をベースに,いい話で終わらせず,そこから話を壊そうとする桜井先生の姿勢は好ましいと思います.私の興味を引いた点としては,みっちゃんがひとはの左頬の腫れに気がついた所ですね.みっちゃん,何気にお姉さんしているんですよね.あと,生クリームをのせたココアを欲するみっちゃんがいいですね.甘味に対する飽くなき欲望が表現されていて,ほほえましい.


・131卵性 もももも吐息
杉崎母はみっちゃんに並ぶ(ry.ひな祭りの話.宮下さんと吉岡さんをぎゅっと抱きしめる杉崎母から母性というものを感じますし,包容力を感じます.正直,杉崎母に抱きしめられてみたいと思います.なんとも柔らかそう.杉崎さんも抱きしめられたいと思っている*3様で抱きしめられた宮下さんと吉岡さんを見て,思わず「ずっ,ずるい」という本音を漏らしてしまいます.実にかわいらしく,杉崎母と杉崎さんの良好な親子関係が伺えるようで,ほほえましく思ってしまいます.一方,今回の話には「腹痛プレイ*4」とかひとはさんの「胸の谷間なんて便所以外の何物でもないよ!!」と言う台詞など,脳をどうやって絞ればその様な発想が出てくるのか疑問に思ってしまう描写が随所にあり,桜井のりお先生はまさに常識を超越した発想力の持ち主だと言わざるを得ないです.


・132卵性 木曜の相談
オカルト少女松岡さんに恋愛を相談している吉岡さんに対する宮下さんの嫉妬を描いた話なのですが.「宮なんとかさんかわいいよかわいいよ」と言わざるを得ないですね.一人では聞いてられないのか,三女さんに付いてきてもらう辺りもかわいいですね.宮下さんは基本寂しがりやさんなのでしょう.付いてきてもらったにもかかわらず言い訳のだしとして三女さんを利用している宮下さん.この辺りが改善すればひとはとの関係も良好になるのでしょうが,このままの方が面白いのは言うまでもないですね.「良い相談相手アピールをすれば『やっぱり宮ちゃんに相談すれば良かった!』ってなるはず」と思い込んでいる辺りのから回りぶりも面白かったです.ただ,面白い理由は「でもホントの恋愛相談は宮ちゃんに相談すると思うよ」と吉岡さんが宮下さんに対する強い信頼感を持っているからなんですけどね.お前らいっそ結婚しちゃえよと言う感じ.宮下さんが三女さんを引っかき回すだけ引っかき回したあげく,三女さんは何の報いもなく被害ばかりを被るという話でした.


・134卵性 見開け! 心の扉
小さい頃からよく背の高さをからかわれ「わー チェホンマン女が来たぞ!」と言われているにも関わらず,「"チェホンマン"女なんて言いづらいだろ! それを言うなら"チェホン ウーマン"だろ!!」と笑いながら言い返せる宮下さんの心の強さはすごいものがあると思いました.

*1:宮下さんを宮下と表記して良いのかどうか,いつも迷います

*2:地面に埋まってサッカーボールのペインティングをして,佐藤くんのシュートを受ける

*3:実の母親ですしね

*4:胃がビクンビクンしている刺激で快感を覚えるプレイらしいです