大学生の学力低下に関して思う

小野博教授は大学生の学力低下の分野では有名な人みたいなんだけど、

一方、「読む・書く・話す」といういわゆる「日本語力」は、語彙の豊富さから類推できるため、今回の調査用に75の言葉の意味を選択肢から選ぶマークシート方式の「日本語力判定テスト」を作成。19大学、6短大と国立高等専門学校の計26校の昨春の新入生7052人に、このテストを受けてもらい、予備調査結果と照らし合わせてレベルを判定した。

独立行政法人メディア教育開発センターの小野博教授らの調査では、国立大4校、私立大18校の今年度の新入生約5900人のうち、国語力が中学生レベルと判定された学生が国立大で6%、私立大で20%いた。中には43%の私大もあった。


毎日と読売とでは、大学の数も、調査対象者数も大きく違う。他の新聞では、と思ってgoogleで調べてみると、こんな記述を見つけた。

記事は、独立行政法人メディア教育開発センター」の小野博教授による調査を伝えたものである。一六年度入学の大学、短大生一万三千人を対象にした大規模な調査で、テストの結果、中学生レベルの得点しか取れない学生が五年前と比べて大きく増加している、とのこと。


内容自体も興味深いのだが、リンク元で紹介されている、産経新聞社のデータが気になる。これまた、大学の数も、対象者数も他の二紙とは異なっているのだ。どういう事なんだろう。中学生レベルと判定された学生の割合は同じだから、同一の調査であることは間違いないのに。