究極のテクノロジー:超高速列車対決

スカパー!の海外ドキュメンタリーを観るたびに思うんだが、この手の番組って日本ではマニアしか観ないよね。でも、海外のドキュメンタリーは一般の人向けに作られている。それだけ技術や科学に対する需要があると言うことなんだろうね。

それはそれとして、ディスカバリーチャンネルで放送されていた、超高速列車対決を視聴する。鉄道に興味はあるが、どうしても日本の情報に偏ってしまう。世界のトレンドを知るいい機会なので、観ることにした。

中心はアメリカのアムトラック、アセラ・エクスプレス。アメリカは飛行機や自動車が発展していて、列車は軽視されているものと認識していたが、最近は見直されているようですね。アセラ・エクスプレスなる超高速鉄道が運行されているようだ。集中動力方式でを使用し、時速は240キロ。

女の人がニューヨークからワシントンまでの間、飛行機とアセラ・エクスプレスで競争していたが、飛行機の方が早かったものの十分ほどしか違わない。実情をよく知らないが、ダイヤ次第では鉄道が有利になるかもね。驚いたのが、ニューヨークからケネディ国際空港までの道筋。日本なら空港までは電車で行くところ、アメリカではタクシーを呼んでいるんですね。これが車社会というものなのか。あと、電車は料金が高いと認識されているところ。そんなものか。

認識の違いと言えば、新幹線と言うものに対する認識の違いも面白かった。日本では「新幹線の価値=速度が速い事」という認識なんだろうけど、番組を観ている限り「新幹線の価値=高速列車専用の線路」という認識みたいなんだよね。

専用の路線を建設するのと、既存の線路で高速列車を走らせること。結果的には、高速電車は走るだろうけど、意味合いが全然異なるみたい。既存の路線で高速電車を走らせるのは、とても大変で、カーブを高速で通過するために振り子電車を開発しなければならないみたい。日本の新幹線は、もともとカーブが少ないように作られているので、振り子なんて複雑な装置は搭載しなくてもいいからね。

ともかく、日本にいては気が付かないことを、教えてくれたような気がします。