稲城市立病院に思うこと

一時期、稲城市に住もうと考えたことがある。駅舎が立派だった矢野口を候補に考えていたのだが、夜に訪れてみると暗くて不安になってしまったので、やめた。しかし、その決断が正しかったのか、疑問に想うようになってきた。

きっかけは昨日。南多摩駅近くの、稲城市立病院に行ってみたのだ。南部線沿線で、睡眠時無呼吸症候群の専門医がいて、サイトを見る限り新しそうな病院。これは行ってみなければなるまいと思って、行ってみた。驚いた。

稲城市は人口八万人弱だそうだが、市立病院は失礼ながら不相応な病院に思った。外観もさることながら、内装がすごかった。今時の病院は当たり前なのかもしれないが、白くない。木を基調として、カーペットが敷いてあって、陳腐な言い方だがホテルみたいな病院であり、今まで持っていた病院のイメージを覆してしまうような所であった。病人の方々は誰でも不安な気持ちに陥るものだが、あの病院なら不安が和らぎそうな感じがする。

医療崩壊がささやかれている昨今、自治体がどの程度医療に力を入れているかが問われているのだと思う。稲城市立病院を訪れてみて、稲城市の医療にかける熱意は伝わった。次に引っ越すときは、稲城市を考えてもいいのかもしれない。


追記
私の印象が正しいのか気になって、検索してみたら稲城市立病院の概要が見つかった。そんなに的を外していないように思う。概要をみて思ったのだが、病院の図書コーナーは市立図書館と連携しているのか。市の方々が頭を絞って合理的な運営をしているわけですね。このような病院を持つ稲城市民の方々が少し羨ましくなりました。