幻冬舎次の一手

漫棚通信氏は、今でも圧倒的に有利な立場にあるんです。いつでも訴訟を起こせるし。他方、脅しを掛けた幻冬舎側が訴訟なんて起こせるわけがないでしょう。何を好きこのんで寝た子を起こせますか?
唐沢俊一&漫棚通信ケース: 大石英司の代替空港

全面的に同意します。そして、幻冬舎が次に打つ手も想像できます。つまり「何もしない」


漫棚通信氏が圧倒的に有利な立場にいたのは間違いありません。幻冬舎側が言っているのは、とどのつまり「漫棚通信氏が違法な行為をしたら法的措置を取ることもあり得る」と言うだけの事です。この条項に同意せず、他の項目に同意し、交渉経緯を掲載すると言う手もあったと思います*1


しかし、漫棚通信氏は交渉を撤回してしまいました。交渉が一方的に打ち切られた以上、幻冬舎側からはアクションを起こす必要が何もありません。一方、漫棚通信氏の方は、望むものを得るためには法的措置しか残っていません。仮に漫棚通信氏が法的措置を取った場合、裁判所は「漫棚通信氏が一方的に交渉を撤回した事」を重く見ると思うのです。また、弁護側は恐らく「我々は誠実に交渉を続けてきたのに、突然漫棚通信氏が一方的に交渉を打ち切り、突然訴訟を起こしてきた」と言うような弁護を行うと思います。


仮に、漫棚通信氏が法的措置を執った場合、幻冬舎側が被害者のような主張をするのではないかと思いますし、裁判所側もある程度幻冬舎側の主張を汲むのではないかと、私は思いました。

*1:不同意の場合と言うことは、この条項に同意しない場合も想定していたと思います