トヨタやソニーが世界的企業になったのは、いつなんだろう

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主張自体は頷けるものであるのだが、

トヨタソニーが世界企業になったのは、1950年代の日本が貧しい時代に、海外に市場を求めるしかなかったからだ。70年代以降は、なまじ国内市場が大きくなったために、PC-9800やPDCに代表されるパラダイス鎖国状態が続いてきた。

この意見はどうだろう。日米自動車摩擦、日米半導体摩擦などの問題が生じたのは、1980年代ではないかと記憶しているからだ。1950年代のトヨタソニーは確かに輸出に活路を見いだしていたかも知れないが、世界的企業という認識は正しかったのだろうか。

図録▽主要輸出品の長期推移を眺めていても、自動車輸出が盛んになったのは70年代後半だし、電子(エレクトロニクス)は80年代からようやく統計に登場している。

日本の自動車産業・エレクトロニクス産業が海外市場に本格的に注力し始めたのは、70年代、80年代と言えるのではないだろうか。