冷凍食品の未来
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080206-OYT1T00212.htm?from=main1を見て、冷凍食品業界の未来は明るいな、と言う印象を受けた。
日清食品の安藤宏基社長は、今回の中毒事件を踏まえて食品の安全管理体制を強化するため、加ト吉への日清食品の出資比率を過半数に引き上げ、経営権を取得することをJTに提案したという
見出しだけ見た時、餃子事件の影響で冷凍食品が打撃を受け、先行き不安で日清食品が手を引いたのかと思った。しかし、記事を読むと日清食品は出資比率の引き上げを考えていたという。
と言うことは、日清食品は冷凍食品の未来は明るいなと考えているに違いない。出資比率引き上げというのは、安全管理体制云々ではなく、三者統合の主導権を握りたいだけの話だったのではないだろうか。餃子事件で問題が噴出しただけで、実際はかなり前からJTと日清食品との間に不協和音があったのではないだろうか。
今回の件で中国製食品や冷凍食品に対する不安が噴出しているようだが、あくまでも一過性の事に過ぎないのではないかと考える。ライフスタイルが変化したので、我々は冷凍食品に頼らざるを得ないし、食料自給率から考えて輸入食品に依存せざるを得ないのだろうと思う。
のど元過ぎれば熱さを忘れずの言葉通り、半年もしたら餃子事件は風化されるに違いない。