JASRACと北海道新聞のウェブ上の著作権利用に対するスタンスの違い

http://blog.hokkaido-np.co.jp/yone-b/archives/2007/04/post_16.htmlを読んで、興味を持ったので北海道新聞にお伺いのメールを出してみた。「メディアの節穴の文章をこのブログで使いたいんですけど、宜しいでしょうか」という趣旨の文章を、北海道新聞の著作物許諾申請メールフォームを経由して送付した。正確には以下のような感じ。

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利用する著作物
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道新のブログ、メディアの節穴の「これ、「引用」じゃないんですか…あれ?」(http://blog.hokkaido-np.co.jp/yone-b/archives/2007/04/post_16.html#more)内の、米林記者とJASRACとの会話部分


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利用目的
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JASRAC著作権について私個人のブログに掲載したいと思いますが、その時の説明に用いたいと考えます。。引用の要件を越える可能性がありますので、許諾を申請します。


結果。ええ、断られましたとも*1北海道新聞のスタンスとしては、Web上で記事を「利用」する事に対して許諾は行わず、北海道新聞のブログに関してもそのスタンスは同じという事らしいですね。


もちろん、JASRACとは違って、引用には目くじらを立てないだろうし、例え引用の範囲を越えたところで、JASRACの様に警告は行わないと思う。つまり、許諾は行わないけど、グレーゾーンに関しては黙認するというスタンスなのだとは思います。


グレーゾーンに関しては許さないけど、お金を払えばWeb上で著作物の利用を許諾してくれるJASRAC、グレーゾーンに関しては黙認しているが、正式に申請しても許諾を行わないJASRAC。どっちがいいとか悪いとか言う事ではなく、考え方の違い、立場の違いなんだとは思いますね。少なくとも、JASRACを一方的に悪く言う事は間違っているのではなかろうかと。


関連エントリー
http://d.hatena.ne.jp/bn2islander/20060605/1149519446

*1:断ること自体は想定内