被害者実名議論に関連して

一方、被害者についても報道被害を受けている人がたくさんいる。これまでは、被害者は別にその人が悪いことをしたのではないのだから、実名で報道しても何も問題はないのではないか、と安易な考えで被害者の実名が当たり前のように報道されてきた。
市民メディア109号 (2004年02月09日発行) | 市民メディア - メルマ!

そんな安易な考えで報道していたのなら、それは当然批判されますわね。

この件に関しては、確かにマスコミと一般市民の間で議論が噛み合っていないかな。「警察の発表」と、「マスコミの報道」するってのは、確かに意味合いが違うね。私含めて、一般的に批判している人は後者を批判しているのであり、マスコミなどは前者を批判しているから、噛み合わないんだろうね。

確かに警察が判断するのは問題だが、マスコミが判断するべき問題でもないと思う。被害者が判断して、被害者の承諾があれば警察がウェブで公開するのがベターですかね。権力者であるマスコミに判断させるのは個人的には危険だと思います。一般市民が直接受けとれるようにしなければなりませんね。

この件、マスコミが反対するのは当然だけど、同時に恥ずかしく思わなければならないね。「警察が判断する」事に賛成する人が多いのはなぜかと言うことを。マスコミの自浄作用が全くと言っていいほど機能しなかったので、規制する事に賛成な方々が多いことをね。