雑記

「理系離れ」に対する身もふたもない問題提起

さらに、いわゆる「理系離れ」についても、「小学校から子どもたちの『物づくりに価値を見出す心』を養っていないことが問題」などという論調が多いようですが、理系離れの原因がそのようなものでないことは、「医学部離れ」が起きていないこと(小学校で「…

消費者金融が人を助けている話

消費者金融が批判されている昨今であるが、その批判は正当なものだろうか。ちょっと見方を変えてみると、消費者金融への批判が賞賛に変わるのではないだろうかと言うのがこのエントリーの趣旨。ネタ元は国民(多重債務者)を見捨てアメリカ資本(サラ金)に…

本当は恐ろしい浜口議員

さて、「三千万円出せば助教授が飛んで来る」発言で、お茶の間を爆笑の渦に包んだ尾鷲市の浜口議員でしたが、浜口議員はコメディアンの才能だけでなく、ホラー作家としての才能を持ち合わせていたようです。決して大げさに怖がらせるのではないですが、日常…

リニアモーターカーに賭けるJR東海の執念

例えば、リニアモーターカーの開発はもう四十数年継続されているのに、実用化の予定はない。研究のための研究か、もしくは、単なるスピード競争のために国費をタレ流している。開発を継続するうちに、在来技術による鉄道でも最高速度が時速500キロを超えてし…

尾鷲の産婦人科問題

関心を持ってウォッチしていた。おおむね、皆さんと同じ意見だと思う。 尾鷲のような所で、363日24時間体制で産婦人科医の激務に耐えてくれた方に対して年俸の減額は失礼な話だと思うし、産婦人科の不足が叫ばれているご時世、五千五百万円でも高くないと思…

消費者金融考

前置き。消費者金融に関しては、不思議に思うことが一つある。消費者金融を借りたことがなさそうな弁護士や政治家や学者が中心となって議論していて、実際に借りている人、借りたことがある人の声があまり聞こえてこない。机上の空論に陥っているのではない…

消費者金融と日本弁護士連合会

ただ、消費者金融各社の04年3月末の融資残高を、出資法の上限金利が年40・004%だった00年3月末と比べると、約1・2倍に増えている。このため、上限金利の引き下げを目指す日本弁護士連合会は、「借りられなくなる人が急増するとは考えていない…

考える材料には事欠かない医療事故

読売新聞から引用。 当時、小児外科の専門医がおらず、同病院は「小児手術の経験が少ない執刀医による初歩的ミス」と認め、両親に謝罪した。28日会見した吉矢生人院長(67)らによると、ミスがあったのは、腸の一部などが足の付け根部分で皮膚の下に出て…

理系の待遇が悪いのは、意外と単純な理由なのかも知れない

一応、理系大学を出たもので、理系の待遇の悪さには色々と関心を持っている。いや、私自身の待遇はどうでもいいのだが、待遇の悪さが理系離れを呼ばなければいいのになと思っている。 ところが、ある教育関係の本を読んでいたとき、気になる記述にぶつかった…

科研費が使いにくい

私は研究者でも何でもないのだが、科研費が使いにくいと言う話を、よく耳にする。気になってちょっと調べてみたんだけど、文科省と各研究機関の考え方が乖離していることに気が付いた。 例えばクレジットカード。 東北大学の理学研究科評価分析室・研究戦略…

ブレークスルーとカイゼン

一つ私を唸らせたお気に入りフレーズは、結局カイゼンは得意だけどブレークスルーは自粛、という社風なんだという、まあ、関係者の方なんで名前は伏せますが、この話には笑いました。言いえて妙、という奴ですね。 ラーメンもブレークスルー - 債券・株・為…

coregaの親会社

コメントできないのでトラックバックさせて頂きます。 株式会社コレガ どうやら中国系企業であるらしく、激安のネットワーク製品で市場を侵食しつつある。日系のバッファローだって、ネットワーク製品は安くなったが(2000年頃の802.11.g規格の無線LANルータ…

放送局にとって、Youtubeは脅威なのか

Youtubeは放送局に取って脅威であると言う意見が、ネット界隈で叫ばれているようだが、本当にそうなのだろうか。既存の番組がYoutubeの主流を占めているのなら、放送局に取っては特に脅威ではないと思うのだ。つまり、VTRデッキが映画会社にとって脅威ではな…

youtube合法化計画

今回はお遊び 最近話題になっている、youtubeについて考えてみた。youtubeは良さもある反面、暗黒面も背負っている。権利者に無断で動画をアップロードすることが、簡単にできるのだ。これは、権利者の著作権を抵触している事が容易であることを示している。…

テレビ2.0について、模索してみる。

きちんとまとまるかどうか不安だが、やってみよう。 私はRD-X5を持っている。ちょっとトウが立っているが、DVRの名器だと思う。予約もWeb経由でやっている。しかしそれでもYouTubeの利便性にはかなわない。DVRはどんな番組が面白いかまでは教えてくれないか…

無期懲役に関する誤解

光市の母子殺人事件、広島の幼女殺人事件のニュースを見て、日本では無期懲役が批判され、死刑が賞賛される国なんだろうなと思いを新たにした。私は格別死刑反対派と言うわけでもなく、むしろ「人から奪った命を、自分の命で購う」考え方に自然なものを感じ…

稲城市立病院に思うこと

一時期、稲城市に住もうと考えたことがある。駅舎が立派だった矢野口を候補に考えていたのだが、夜に訪れてみると暗くて不安になってしまったので、やめた。しかし、その決断が正しかったのか、疑問に想うようになってきた。きっかけは昨日。南多摩駅近くの…

古川さんに再度返答する

議事録の詳細全てが開示されているか、もしくは匿名性を問題にする前に、開示されている全ての資料をご査収頂いて問題の本質を議論しませんか?ということです。 私的懇談会でどのような議論が行われたのか、その議論はどのような背景に基づいて行われたのか…

古川さんに返答してみる

古川さんからコメントをいただいたので、返答してみます。 報告書、資料、各回の議事内容全て公開されております。それを全てご覧いただければ、ご指摘の内容に対して別の理解をいただけると思います。 なるほど、報告書はきちんと公開されていますね。これ…

事実を公開すればいいだけの話

コメントしようと思ったが、登録しなければならないらしい。面倒なのでトラックバック。 私としては、まともに反撃する気にもなれないのですが、せめて「事実はこうです」という点だけでも明らかにしなければ、と思うのです。 古川 亨ブログ 放送・通信の在…

巨人が勝った

劇的な勝ち方をしたとは言えども、ミスも色々あり、反省点は多々ある。阪神や中日よりはチームとして一段落ちるのは、確かだろうなあ。このチームが固まるためには、あと何年かかるかは分からない。しかし、今日のような勝ち方はうれしいなあ。先週は基本的…

小泉首相とチャーチルのメモ

昨日に引き続いて、またもや日経BPの記事。 知人の官僚で、小泉純一郎首相に経済政策を説明するための資料を作成している人物がいる。彼曰く、「小泉首相に手渡す資料では、1ページにつき20字×3行、合計60字以上、文字が並んでいると読んでもらえない。そん…

ジャーナリストか応援団か

日経BPで「宇宙開発を読む」と言う連載がはじまった。筆者は松浦晋也氏。第一回目は「低コスト化で岐路に立つM-Vロケット」と言うタイトルで、全四回の連載と言うことだ。今日の連載で、二回目という事になる。 低コスト化で岐路に立つM-Vロケット(1)〜表…

復活のレビーノ

今日イトーキの方が来宅して、修理して頂いた。リクライニング部のロック解除操作を私が間違えてしまったので、ロックが固定された状態になってしまったらしい。破損とかは特になかったのだが、分解にえらく時間がかかっていた。生産性が悪そうなチェアだな…

レビーノ、その後

間が開いてしまった。さっそく。金曜日に大塚家具さんに電話をしたら、修理か交換という対処をしてもらえそうであった。このとき、担当者の名前をメモしておくべきであったが、うっかり忘れてしまった。二度目に電話したとき、担当者が誰なのか分からずにち…

壊れたレビーノ

愛用していたレビーノチェアが、二ヶ月ほどで調子がおかしくなってしまった。背もたれが、後ろに倒れたまま戻らなくなってしまったのだ。困った困った。しかし、考えてみればこれはイトーキのサポートを記録する良い機会だと言うことに気が付いた。安い椅子…

SFの衰退?

ちょっと前のエントリーだけど、興味深かったので引用。 ライトノベルが批評されることで衰退していくのではないか、かつてのSFと同じ道を歩んでいくのではないか、と心配する向きもいる。だが私はそれを杞憂と断じる。なぜならライトノベルはジャンルではな…

高尿酸血症

たまには自分の話でもしてみる。実は、高尿酸血症である。痛風といった方がとおりがいいのだろうけど、痛風の発作を体験したことがない。だから、高尿酸血症と言っておく。平たく言えば、痛みのない痛風を高尿酸血症と言うわけだな*1。はじめて高尿酸血症だ…

久しぶりに

仕事でミスをやらかした。正直、落ち込んでいる。IPアドレスのバッティングという単純なミスなのだが、単純なだけにきついなぁ。防ぎようは幾らでもあったんだけど……。

野球害毒論事件に関連して

http://d.hatena.ne.jp/bn2islander/20060311/1142068399で野球害毒論の事をちょろっと書いた。その中で、小西得郎氏の父親が「京大の講師」だったとあるのだが、どんな方なのか、どれほどの影響力があったのか気になっていた。で、ふとしたきっかけで小西氏…