2006-01-01から1年間の記事一覧

考える材料には事欠かない医療事故

読売新聞から引用。 当時、小児外科の専門医がおらず、同病院は「小児手術の経験が少ない執刀医による初歩的ミス」と認め、両親に謝罪した。28日会見した吉矢生人院長(67)らによると、ミスがあったのは、腸の一部などが足の付け根部分で皮膚の下に出て…

理系の待遇が悪いのは、意外と単純な理由なのかも知れない

一応、理系大学を出たもので、理系の待遇の悪さには色々と関心を持っている。いや、私自身の待遇はどうでもいいのだが、待遇の悪さが理系離れを呼ばなければいいのになと思っている。 ところが、ある教育関係の本を読んでいたとき、気になる記述にぶつかった…

科研費が使いにくい

私は研究者でも何でもないのだが、科研費が使いにくいと言う話を、よく耳にする。気になってちょっと調べてみたんだけど、文科省と各研究機関の考え方が乖離していることに気が付いた。 例えばクレジットカード。 東北大学の理学研究科評価分析室・研究戦略…

[W-ZERO3]携帯電話はWeb2.0の夢を見るか

携帯電話でPCのサービスを行えることは、果たしてメリットなのかという事を考えてみよう。私自身は、メリットはあるのかなと言う考え方。PCはPC、携帯は携帯でいいのではないかという立場。 つまり、携帯のインターフェースがダイアルキーであり、ダイアルキ…

背景が違えば、解釈も違う

このエントリーは、さっきのような言葉遊びでもなく、重箱の隅をつつくようなものではないものにする(予定)。白田先生のエントリーと、岡本氏の文章を比較すると、「規制」に対する考え方の違いがよく分かる。白田先生が仰っている、「論者の背景知識や立…

言葉遊びをしてみよう

白田先生が岡本薫氏の「著作権=人権」説に対して、ご自身のウェブで批判されておられる。 まず、岡本薫氏の文章を先に引用する。 また、知的財産権は「私権」であって「規制」ではない ── ということに注意する必要がある。著作権は、「国際人権規約」にも…

夕凪の街 桜の国 あらすじ編

今日という日に合わせて、感想を書いてみる。その前に一つ。この物語は確かに名作だと思う。何度も何度も、繰り返し繰り返し読んでいる。読んでいるうち、ふと一つの思いにとらわれることがある。それは、「原爆が広島に落とされなければ、夕凪の街 桜の国と…

東京地裁判決が生み出す新しいビジネスモデル

http://www.asahi.com/national/update/0805/TKY200608040501.htmlに絡んで。 わからないのは後半部分。「音楽配信」?このiPodの普及したご時勢に?いやもちろんiTMSだって音楽配信だが、「録音代行」みたいなサービスが考えられるのか? H-Yamaguchi.net: …

さんさん録

ネタバレ注意。 こうの史代さんの漫画はおっかない。惹句には「男やもめで専業主夫、参さんのハートフルストーリー」とあり、確かにハートフルではあるんだけど、どこからか深い闇のようなものが漂っているような気もする。なんというのかな、人間の黒さと言…

続・さんさん録

2006-07-13 - 身辺雑記 - ardbeg1958を読んで、ようやく「2月の苦悩」で何が気まずかったのか、仙川さんが何をしにやってきたのかを理解できた。と言うか、読むまで気が付かなかった。遅いよ。 ついでに書いておこう、一巻の「二番煎じ」での、仙川さんの立…

ゲド戦記

さて、ゲド戦記の感想でも書くか。一言で言えば「ひどくはなかった」作品だろうし、もう一言付け加えるならば「普通につまらなかった」作品だと思う。矛盾しているかも。 ひどくはなかったというのはどういう事かというと、発泡酒みたいなものだ。発泡酒はビ…

時かけナイト

時をかける少女のイベント「時かけナイト」のメモを公開してみます。内容の正確さは保証できません。また、未整理です。ご了承ください。 「時をかける少女の思い入れ」 小説から。筒井ファンだったので。少年ドラマは七瀬ふたたび ブラックなイメージがない…

ゲド戦記を観る際、おさえておくべき1つのポイント

ゲド戦記を観てきました。感想は後ほど書くことにしますが、一つだけ書いておきたいポイントがあります。映画を見終わって、流れていたエンドロールを見て目を疑いました。そこには 原作「ゲド戦記」 原案「シュナの旅」 とあったのです。原作付きの作品にも…

[雑記]新宿某所

15分ほど前に撮った写真。皆さん朝から熱心ですね。

PhatNotesのエラー

W-ZERO3[es]を購入したついでに、PhatNotesのインストールを行う。ところが、これでトラブル。Windows 2000の時は何ともなかったんだけど、Windows XPだとエラーダイアログが出る。どんなダイアログかと言うと、次のような感じのダイアログ。 システムレジス…

職場での三つの反応

W-ZERO3[es]を職場で見せびらかせました反応をお知らせしたいと思います。 また買ったの?*1 (キーボードをカチャカチャスライドさせて)この電話機すごいねぇ*2 いつの時代の電話機? ずいぶんと大きいねぇ 異口同音にこのような事をいわれました。まぁ、皆…

ブレークスルーとカイゼン

一つ私を唸らせたお気に入りフレーズは、結局カイゼンは得意だけどブレークスルーは自粛、という社風なんだという、まあ、関係者の方なんで名前は伏せますが、この話には笑いました。言いえて妙、という奴ですね。 ラーメンもブレークスルー - 債券・株・為…

W-ZERO3esを買ってみた

W-ZERO3を持っているにも関わらず、W-ZERO3[es]を購入してしまった。前機種が出てからたった7ヶ月しかたっていないのに買うのは自分でもやりすぎだとは思う。しかし、この端末はを買ったことは全く後悔していない。esをいじると、いかに前機種が未完成だっ…

coregaの親会社

コメントできないのでトラックバックさせて頂きます。 株式会社コレガ どうやら中国系企業であるらしく、激安のネットワーク製品で市場を侵食しつつある。日系のバッファローだって、ネットワーク製品は安くなったが(2000年頃の802.11.g規格の無線LANルータ…

放送局にとって、Youtubeは脅威なのか

Youtubeは放送局に取って脅威であると言う意見が、ネット界隈で叫ばれているようだが、本当にそうなのだろうか。既存の番組がYoutubeの主流を占めているのなら、放送局に取っては特に脅威ではないと思うのだ。つまり、VTRデッキが映画会社にとって脅威ではな…

クリエイターが声を上げるには

音楽配信メモ YouTubeコラムをNIKKEI NETに寄稿して思ったことなどを読んだ。一次クリエイターと利用者が同じ目線に立っている事が前提になっているので、懐疑的な目で読まざるを得ないね。で、興味を持ったのは以下のくだり。 サイレントである(しかし、恐…

動画の引用

そこで質問である。テレビ番組の一部をYouTubeに上げてそれに関しての自分の意見を表明することは、ブログに新聞の記事の一部を引用して自分の意見を表明するのと同じように許されるべきなのだろうか。 Life is beautiful: YouTubeを使ったテレビ番組の「一…

Youtubeは著作権を変えたがっているのか

近頃、ブログでYoutubeは黒か白かと言う問題が騒がれているけど、誤解している点があるんじゃないかなあ。Youtubeと著作権を絡めて語っている人の多くは、「Youtubeが著作権を変えたがっている」と思っているように見えるけど、これは違うと思う。確かに、結…

逆説的に考えてみる

最近、youtubeに関して考え始めている。そこで、見つけたのが以下の文章。 確かに、権利者は違法コピーから対価を「取り損なって」いるだろう。しかし、それは必ずしも「損失」を意味しない。「削除」してしまえば、それこそ永遠に「取り損なって」しまう。…

youtube合法化計画

今回はお遊び 最近話題になっている、youtubeについて考えてみた。youtubeは良さもある反面、暗黒面も背負っている。権利者に無断で動画をアップロードすることが、簡単にできるのだ。これは、権利者の著作権を抵触している事が容易であることを示している。…

権利の二階建てに関して思う

最近、著作権とは別の権利を作る動きが活発になっているようだ。日経新聞に掲載されている境氏の論文に関しては未読なので、私が読んだ中で一番まとまっている、バーチャルネット法律娘 真紀奈17歳氏の解説を引用させて頂くことにする。 さて、それでは二階…

テレビ2.0について、模索してみる。

きちんとまとまるかどうか不安だが、やってみよう。 私はRD-X5を持っている。ちょっとトウが立っているが、DVRの名器だと思う。予約もWeb経由でやっている。しかしそれでもYouTubeの利便性にはかなわない。DVRはどんな番組が面白いかまでは教えてくれないか…

無期懲役に関する誤解

光市の母子殺人事件、広島の幼女殺人事件のニュースを見て、日本では無期懲役が批判され、死刑が賞賛される国なんだろうなと思いを新たにした。私は格別死刑反対派と言うわけでもなく、むしろ「人から奪った命を、自分の命で購う」考え方に自然なものを感じ…

フェア・ユース

ネットを巡回していたら半可思惟と言うサイトを見つけた。フェア・ユースはかねがね関心を持っていた分野でもあるので、コメントさせていただきました。いい機会なので、フェア・ユースに関して思うところをまとめておこう。 第107条 排他的権利の制限:…

稲城市立病院に思うこと

一時期、稲城市に住もうと考えたことがある。駅舎が立派だった矢野口を候補に考えていたのだが、夜に訪れてみると暗くて不安になってしまったので、やめた。しかし、その決断が正しかったのか、疑問に想うようになってきた。きっかけは昨日。南多摩駅近くの…